2014年1月27日月曜日

手づくりが集まるクラフトの町~番外編

もうすぐ刷り上る2月号のテーマは、「手づくりが集まるクラフトの町、東川」
ですが、町の共生サロン「ここりん」と、手芸工房「ウエカラパ」、そして、
町の老舗サークル「羊毛加工研究会」などを取材していて、
ちょっと感じたことがありました。誌面では書ききれないので、
ここで少し・・・。

ここりんやウエカラパでは、いろいろなグループや個人が
テーブルごとに、全く別の作業をしていて、それぞれガヤガヤしているのですが、
それがちっとも耳障りな感じがしないのが不思議でした。

 “つくっている”という行為は、プラスのエネルギーを発しているからか
何かを生み出そうとしている人の中にいると、なんだか気持ちがいい。
新しい発想も湧いてきそうに感じます。

ここりんの安井センター長は、「最初は、私たちでイベントを主催して、
町の人に来ていただく、というスタンスでしたが、実際やっているうちに、
町の人主体で、その人たちが人を連れてくる、
そして自分たちはサポートに回るというスタンスができてきました。また
こんなことできないかな?という声を、私たちが、別の人につないでいくという
こともしています」。

ウエカラパの代表である安田さんは、「訪れた人から
新たな提案が出てきたりして、そのアイデアや発想が、
自分の思いもよらなかったものだったりしてとても楽しい。
来た方同士がつながっていくこともよくありますね」 。

「つくる」という行為をしている人たちは それぞれ違うことをしていても、
みんな同じ空気感でつながっていて、違うグループ同士でも
話しかけたりしながら、「つくる」という輪でつながっていくのですね。

あと、創造空間は、天井が高いのが気持ちいい!  。
ここりんもウエカラパも、吹き抜けだったり、天井まで窓があって
風が通って明るい大空間。クリエイティブな作業場って、
こうだったら、むくむくと発想が湧いてきそうです。

また今回町のさまざまなクリエイティブに関わっている人に取材させて
いただきましたが、笑顔が印象的だったこと、
活きいきしているところが共通点でしたね。

逆転の発想で、 息詰まったり、イライラしたりしたときは、もしかしたら、
現実からちょっと逃避して、ものづくりに没頭するのもいいかもしれませんね。
そういえば、確かに仕事などで行き詰ったときは、気分を変えて
料理に没頭するとすっきりするなあ、と思い当たりました。

ものづくり、万歳~!!

そうそう、あと、町は、町内で生まれた子どもたちに
椅子と乳歯&へその緒入れを贈ったり、
中学を卒業する子には、自分の使った椅子をプレゼントしたり、
はたまた今新設中の東川小学校には、木工の町ならではの
創意工夫を詰め込んだり、とにかく町民に向けて、
うちの町って、木工が盛んなんですよ~! すごいでしょう~!
をアピっているというのがとても素敵ですよね。

外面じゃなくて内面がいいってなかなかないのでは。
やっぱり、住んでいる人が、「うちの町って、とってもいいとこなのよ~」を
他の町の人たちに自慢できる町がホンモノの気がします。

2月号は、2月3日には、道草館や店頭などに設置される予定です。
ぜひ、見てください!!

あと、オフレコですが、今回プレゼントがちょっとスペシャルなんですよ!!
2点ですが、大物なので今回は東川町進化台の弊社まで取りに来れる方に
限られてしまいます・・・(ごめんなさい)。
でも、こうご期待くださいね!!